album HEARTの曲。
最初聞き始めは、普通に幸せハッピッピな歌だと思った。
君の寝息が
次第に心地よく
聞こえてくるよ
(これから/the shes gone)※以下同曲より引用
歌い出しはこんな歌詞だし。
弾き語り調のアコギの音も柔らかく感じたし。
へそだし寝相を
横目に
ゴロゴロするのが好きだった
の辺りまでは「あー、幸せな朝ですね〜」って思って聞いていた。朝の陽ざしと白いカーテンとそこから覗く青い空ですねぇ。と思って聞いてたら。
あれからどうしてるかな
と、きた。
わ、これは引っかかった。(勝手に引っかかっただけだと思うけど)
”僕”にとってそんな爽やかな朝じゃなかったかも。
もうすぐお昼になるのに、居なくなった君のことをぼんやり考えてゴロゴロしてる時間の歌かもしれない。
優しさって言葉にしたら簡単な一言だけど、相手によってその中身は全く違うと思うんだよね。特に大切な人への優しさは格別。
Aさんに対するAさんのための優しさ、Bさんに対するBさんのための優しさ。
大好きだった君への優しさと、自分を大好きでいてくれた君がくれた優しさ。
君仕様に築き上げた優しさは、自分仕様に築き上げてくれた優しさは特別で、また別の人とそれを互いに築き上げることなんてできるのかな?とか思ったり。
特別だったからこそ、自分の中からなかなか離れていかなかったり。
あとね、隙あらば自分語りなんだけど
そこそこの遅刻癖のあるあの人が
ある時あの日々をふと思い返して
この遅刻癖も
笑ってくれる人はいるんだろうか
なんて私のことを考える一瞬があればいいのに
なんて思った歌。
3分と少しの曲だけど色んな思いを重ねられると思うのよ。みんな聴こう。