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隙あらば自分語りするシズゴファンのブログ

the shes goneの2024年が始まったぞ

始まったぞ。

今年のthe shes goneはthe shes LAST Girlから。
名阪参戦してきた。
最速で取った名古屋が440番台だった話は永遠にする。びっくりした。
でも大阪で最前センターから3人ズレくらいのところに行けたからもういい。(そしてThis is LASTにハマりかけてるのは秘密)


既にツアーも発表されていて、新曲のDigital releaseも決まってて、JAPAN JAMも決まってて良い滑り出し。


2024年の兼丸さんは”人前に出るのが怖い”と思うそんな時期を抜けたらしい。

最強だと思う。

そのトンネルの中を知らないより、知ってる方が絶対にいい。
大好きな人に辛い思いはして欲しくないけど、日常に寄り添う歌を歌う人としては色んなことを知ってる人の方が全然信用出来る。


そんな兼丸さんがフロントマンとして歌ってるthe shes goneが2024年走り出したんだぞ。最強だろ。と思う。


ツアーも広島・名古屋・大阪公演はおさえたので今年も全力でついて行くしかないなと思っている。
有給休暇はまだある。夏休みもある。サマゴも待ってるよ。できれば野外がいいな。


2024年もthe shes goneが彼ららしく、彼らのやりたいことをやりたいように出来る年であってくれたらいい。
いつだってthe shes goneの行く道が間違ってることはないと思うから。
胸張って「毎日を頑張って生きてるよ」って言えるように私はお仕事を頑張ります。

the shes goneの秋

9月〜11月はthe shes goneの秋だと決めてた。
そもそもツアーを5公演申し込んで全部当たったからなんだけど。
これまでツアーは大抵大阪1公演だけ行ってたんだけど、2022年の秋、ここに名古屋と岡山を足してしまった。
そして、2023年はシズゴの日に参加するため東京まで行ってしまった。

そう、the shes goneのために”遠征”というやつをしてしまった。

そもそも私はジャニオタとして7年ほど生きてきてるので遠征自体になんの抵抗もない。
当時グループに所属していた渋谷すばるがソロライブをすると聞けば北から南まで全ての公演に応募し(数打ちゃ当たる方式で、福岡だけ当たった)、堂本光一が舞台をすると聞けば当たり前のように帝国劇場へ行った。

でも、the shes goneはバンドであってアイドルじゃない。
私も高校生じゃなくなったし、なんならthe shes goneを応援して2年目からは社会人だった。
だからこそ、この盲目的な追いかけ方はしないぞと心に決めてた。はずだったのに。

気がついたら2023年の秋だけで9つthe shes goneのライブを見ていた。


・ツアー5本
・学祭3本
・サーキットイベント1本 である。


学祭3本が何故か全部関西地方で、調子に乗って参加した部分は否めない。ぼっちで母校でもない大学の学祭はハードル高かった。
それでも全部行ってよかった。



大きいライブハウスでのツーマン、小さなライブハウスでのワンマン、両方見た。初めて琵琶湖を見て初めて兼六園に行った。

秋のツアー、2023年のthe shes goneは、the shes goneの全てはこれなんだって正面からぶつけてきてくれた公演だったと思う。兼丸さんの”人前に出るのが怖くなった”という言葉も全て。そんな気持ちだったんだってことも全てぶつけてくれたと思ってる。

2023年はthe shes goneの体制が大きく変わった年で、新体制・サポートメンバーありでのツアーで、私の一番好きな曲の周年ツアーで、全部に思い入れがある。
兼丸さんが電話で嘘みたいに泣いたって言うDaishiくんの卒業も、きらめくきもちのドラマ主題歌も全部2023年。



正直ここの更新をサボってたので何を書くための記事か分からなくなってる。

the shes goneの曲はいつ何が”私”の曲になるか分からないよねって話

 

タイトル通り。

the shes goneというバンドの曲はどれもが「わたしの曲じゃ〜ん!?」ってなる可能性がある、という話。

 

 

 

the shes goneとは

まずそもそも私がここのブログでひとりで語り続けているthe shes goneというバンドはWikipediaによると

 

日本のロックバンド。

「僕らの歌があなたの日常に寄り添えますように」をテーマに、聴く人の街の景色、日常を思わせるような歌詞を、兼丸の歌とメンバーの演奏で表現。略称はシズゴ。

the shes gone - Wikipedia

ってな具合ですね、はい。

この「日常に寄り添う」がかなりthe shes goneのキーワードだと思ってて。ありとあらゆる日々の何かとに寄り添ってきてくれる。それはもうぴったりと。

 

 

 

私の歌じゃんってなった話 1

そう。となると、任意の曲を聴いてこの歌私の歌じゃんってなるわけです。

まあまあ自分語りだけど、私は比較的簡単に言うと重い思考な方なんですね。

the shes goneと出会った頃、学生をしていた私には物凄く簡単に言うと友達以上恋人未満(※恋人にして貰えない系)の友達がいたんです。

今まで好きになる相手と言えば先生1とか先生2とか、ちょっとアイドルにリア恋してみたりとか、所謂現実味のない恋だったんですね。

それがどうですか、現実世界にいる人間だし、先生とかみたいに禁忌的な恋でもない人が現れてしまったんですね。しかも、一番仲良くて近くにいる女が私と来た。

まあ重い思考の私は重い思考にハマっていきます。

 

そんなある日、the shes goneとLINE MUSICを介して衝撃的な出会いを果たすんです。

友達に教えてもらったbacknumberやsumikaやreGretGirlやSaucy Dogから派生してフラフラ曲を聴き漁ってた時です。

 

もう行かないでよね 耐えられないの

あなたが他の子と

話しているところとか 一緒にいるところも

(想いあい / the shes gone)

 

私の歌やん!!!!!(Part1)

私の歌でした。一言一句全て同意です。

この日から狂ったように想いあいを聞き続けます。

近頃の楽曲はその消費のされ方から前奏がどんどん短くなってきているという話をどこかで聞いたことがありますが、この曲もブレスの後すぐにこのフレーズが始まります。

でもそれが良かった。ここに1分ほど続く前奏なんてあったら私は次の曲へとスキップしてたかも。

もうこの曲を聞き続けて、この曲が聞きたくて大阪城野外音楽堂へ行った2019年の初夏ですよ。

それからまあ、the shes goneのライブに通いまして。

 

結局その人とはダラダラ続けてひょんな事で仲違いしたわけですが。

私は

好きだから嫌いなとこも含めて好きだったのにな

(サプライズ / the shes gone)

なんつって数年やってきたんですけど、まぁその、ダメだったんですね。相手にとって私ではダメだったし、私にとってもその相手じゃダメだったんですね。

数年想いあいをテーマソングにやってきた私のテーマソングがここで

長く居すぎたから 増えていった

2人の理想とか未来もどこに捨てればいい?

僕じゃ叶えられない

(栞をはずして / the shes gone)

という

私の歌やん!!!(Part2)

な、栞をはずしてに変わりまして。

これもね。栞をはずしてリリースのタイミングではそこまで私の歌ではなかったんですね。こういう歌はほんとに好きだったけど。

それが、まあいろいろ起きたタイミングで行った、「いっちょ想いあいで号泣しますかね」って行ったライブでね、この歌で引くほど泣いた。そして無事この歌も私のテーマソングになった。

他にもまあこの数年のアレソレには、

  • めちゃ寒い中駅前でベソベソ泣きつつ始発を待った時に染みたディセンバーフールとか
  • 思わせぶりっ子やめろやってことが沢山頭に浮かぶムスクの香りとか
  • それこそ数年後の奥さん(というか同居人)にワンチャンなれてるはずだったのに、なサプライズとか

いろいろ思い浮かぶ私の歌があるんですね。

ちなみに最近の私の恋愛面でのテーマソングは嫌いになり方という曲です。

あれから不意に 見かけるその度に

君はいつも楽しそうだ

(嫌いになり方 / the shes gone)

になりたいと思っています。君がいなくても私は楽しく生きていけるし、幸せも感じることができるし、行きたいところに行けるんだよと。

どこかで不意に私を見て、「あれ?思ったより楽しく生きてそうだな?」と思え。

そしてそう思って貰えるように私は私の人生を楽しむんだぞ、と思うんですね。

 

 

私の歌じゃんってなった話 2

で、まあ、恋愛面の話は置いておいて。

the shes goneの曲、恋愛ソングばかりじゃなくてですね。今ここで頑張らないとって時にも、そっと寄り添ってくれるんですね。

たとえば化物とか春の中にとか。

中学高校にちゃんと行かなかった私は、何をとち狂ったか卒業したら自動で国家資格ゲットできる専門学校に進学しまして。そこでまあ、計6回、トータル14週に及ぶ実習に放り出されます。

教科書に書いてあることだけではどうにもならない毎日と、職員の圧と、担当教員からの圧と、まあ当時学生だった自分にはどうにもこうにも大変だったわけです。しかも自慢じゃないですが、中学は3年とも不登校判定ギリギリ、高校は3ヶ月で行かなくなる×2をやったので、メンタルも根性もフワッフワな人間なので。

 

それでも実習って本当に現場に出る前の学生にとっては勉強になることしかなくて、卒業のためにもやるしかなくて。

 

並ならぬ困難も 知らずにいたいが
撤き放つ光沢も手に入れたいな
不満 他力本願も終わりにしたいな
箱入りの根性を出す時が来た

(化物/the shes gone)

 

この歌を毎日聴きながらバス停まで行って、バスの中で聴いて通っていました。

箱に入れて蓋してた根性は果たしてあったのか、出せたのか。それは分かりませんが、無事卒業を決めまして。

でも肝心の就活期に「そもそも私この仕事したいか?」とか思って周りより1年遅く就職したんです。

就職した年によく聴いたのが春の中に。君の頑張る姿を踏ん張っているその足を知ってるよ、見ているよ。大丈夫。って歌なんですけど、これは3年目も半分すぎた今でも聞きます。

実習生時代よりも、しんどいことも悩むことも、やりたくないけどやるしかない事も、そして責任も大きくなって「わーーー!!」ってなる日もありますが。

 

理不尽なことにだって 領いて 押し込んで
よく飲み込めたもんだ


大丈夫を纏う
無理して笑顔で泣いている君を分かっている
向き合っているからこんなに辛いんだね

(春の中に/the shes gone)

 

私の大好きなバンドがこう言ってくれてるからいいや!頑張ろ!!ってなれます。

もちろん自分一人に言ってもらった言葉ではないですがね。こういう状況にある人がいる、ということを分かってくれる存在があるということだけでいいんです。

片思いバンドなんて誰が言い出したか呼ばれてるみたいですけど、それだけじゃないんですね、the shes goneは。

 

 

まとめのはなし

結局何が言いたいかと言うと、the shes goneはやっぱり「僕らの歌があなたの日常に寄り添えますように」を体現してくれてるんですよね。

私が2019年に好きになってから2023年の今まで、色んな人の「私の歌じゃん!」をやってると思うんです。

だからこそ、想いあいラベンダーという、テーマが全然違うこのふたつの曲が有名所としてあげられるんだと思うんですね。(気づいたらカラオケ人気順にしたらラベンダーが上に来ててびっくりしたけど)

 

この記事を見てもらうとわかる通り、私は書くのは好きだけど日本語は下手だし、自分の抱える気持ちを言葉にするのが苦手なので、「私の歌じゃん」という現象は本当に大切です。

モヤモヤぼやぼやしたままで抱えていた気持ちを歌詞として聴いて「これだ!」ってして、やっと飲み込むことができる。大丈夫だ、自分だけじゃないって気づくことができる。

そんな自分の感情の形成を手伝ってもらっているいちファンの盛大な自分語りでした。

 

 

the shes gone

  • ロック

これから と 私

album HEARTの曲。
最初聞き始めは、普通に幸せハッピッピな歌だと思った。

君の寝息が
次第に心地よく
聞こえてくるよ
(これから/the shes gone)※以下同曲より引用

歌い出しはこんな歌詞だし。
弾き語り調のアコギの音も柔らかく感じたし。

へそだし寝相を
横目に
ゴロゴロするのが好きだった

の辺りまでは「あー、幸せな朝ですね〜」って思って聞いていた。朝の陽ざしと白いカーテンとそこから覗く青い空ですねぇ。と思って聞いてたら。

あれからどうしてるかな

と、きた。
わ、これは引っかかった。(勝手に引っかかっただけだと思うけど)
”僕”にとってそんな爽やかな朝じゃなかったかも。
もうすぐお昼になるのに、居なくなった君のことをぼんやり考えてゴロゴロしてる時間の歌かもしれない。


優しさって言葉にしたら簡単な一言だけど、相手によってその中身は全く違うと思うんだよね。特に大切な人への優しさは格別。
Aさんに対するAさんのための優しさ、Bさんに対するBさんのための優しさ。

大好きだった君への優しさと、自分を大好きでいてくれた君がくれた優しさ。
君仕様に築き上げた優しさは、自分仕様に築き上げてくれた優しさは特別で、また別の人とそれを互いに築き上げることなんてできるのかな?とか思ったり。
特別だったからこそ、自分の中からなかなか離れていかなかったり。


あとね、隙あらば自分語りなんだけど
そこそこの遅刻癖のあるあの人が
ある時あの日々をふと思い返して

この遅刻癖も
笑ってくれる人はいるんだろうか

なんて私のことを考える一瞬があればいいのに
なんて思った歌。



3分と少しの曲だけど色んな思いを重ねられると思うのよ。みんな聴こう。

これから

これから

  • the shes gone
  • ロック
  • ¥255

栞をはずして と 私

タイトルを見た時は、どちらかと言うと物語を読むのを辞める時のイメージを持ったけれど。よくよく考えたら、栞をはずす時って物語を読み進める時が多くて。
だって物語を読むのを途中で辞める時って栞をそのままにしてしまうよね。
ということはこの曲は、
未練たらたらじゃん、なんて言われそうなくらいに君のことを考えて思い出してるけど、いつか前を向いて自分の物語を進めて行けるようになる
その過程にある曲なんだなと解釈してる。


この曲、リリースされた時は、そこまでの思い入れはなかった。
好きな方向性の曲ではあったけど、それだけで自分の思いを乗せたりはなかった。

それがだよ。
ちょうど一年前まーーーーーーあ色々あって。

ささやかと言うには

騒がしい日々が 終わりを告げてく

(栞をはずして/the shes gone)
※以下同曲より引用

という歌い出しの部分でもう無理で。
ささやかと言うには騒がしい日々、この通りの毎日を過ごしてたんだけど。本当に当たり前だと思っていたあの日々が突然180度変わることあるんだねぇなんて思ってね、
Zepp名古屋で大号泣。


終わった恋を、君のことをぐるぐる考えてしまうんだけど
それでも一途に君のことを想うことができた自分に胸を張って、少しずつ僕なりに上手くやっていくよ。
的な歌詞なんだけど、去年の私はまだ考えてしまう段階で生きてた。

兼丸さんは、「10年前の自分に必要だった曲だ」って、どこかで言ってたけど、私にとっては1年前の今頃、本当に必要な曲だったと思う。
別に明確に名前があった訳では無い関係だけど、それでも理想も未来も思い描くことは出来るような関係だった。曖昧だからしんどいことも多かったけど。



まあそんな気持ちがあるからこそ

長く居すぎたから 増えていった

2人の理想とか未来もどこに捨てればいい?

とか

どれだけ側にいたくても

今は君の横にいる為の名前がない

なんて分かりきってるよ

言わなくても 言われなくても

が響きすぎた。
元々名前なんかなかったのに、側に居ることさえ叶わなかったら、もう私の手元には何も残らない。と、思った気がする当時。

自分の気持ちを言葉にするのが本当に苦手な私はこの曲に代弁してもらうことで泣くことが出来たし考えることが出来たと思ってる。
ああ、そうか、私はこう思ってたんだな、と。


1年経ってこの曲を聴いてもボロボロ泣くことも無くなった。そーいやこれでボロ泣きしたなぁって笑えるくらい。気持ちが昇華するって本当にできることだったんだなぁって思いながら聞いた。


まあそれはいいとして、私はこの曲の

貸してたものは全部 これで全部揃ったよ

でも 気持ちは 心までは 返さないでおいてよ

が好きすぎて、未だに少し泣きそうになる。
別に落ちサビとか目立たされる位置にいる訳でもない歌詞だけど。なんならサビ前の助走ゾーンにいるけど。
それでもこの歌詞は、思った以上に吹っ切れた様子の君の姿を見送る時に心に湧いてくる気持ちそのものだと思う。
一緒にいた日々は想い合っていたあの時間は確実にあったはずなのに、モノと一緒に全部こちらに返されてしまったら、あの確かに過ごしていたはずのふたりの時間がどこにあったのか分からなくなりそうで。あ、そうか、天才かァってなった。


とりあえずみんな聞こう。

栞をはずして

栞をはずして

  • the shes gone
  • ロック
  • ¥255

きらめくきもち ドラマ主題歌だった

 

the shes gone

ドラマ主題歌だって

きらめくきもち…

なんという衝撃

 

これまでもTEPCOとかサクラ、サク。とか起用されてたけど

正真正銘、地上波の主題歌…え?

となった9月28日

私の愛するthe shes goneがドラマ主題歌のお仕事をするようになっていたのか…

ビーのエルな漫画が原作らしい。最近遠ざかってたコンテンツだったけど、これは読まなきゃ。

ビーのエルまじかと思ったけど、the shes goneの優しい恋とか愛の歌は、登場人物の性別も年齢も選ばないな…と考えた。ただ目の前の人を愛して恋して大切にする、それだけでいいって感じ。

 

TikTok世代とか、若手バンド好きとか、その辺への知名度はそこそこ上がってきたかな、と思っていた所へ地上波ドラマ主題歌。

もちろんその界隈で有名になるのも嬉しいんだけど、主題歌とかに選んで貰えるのって、完全外側からも認めて貰えた気持ちになって私がただただ嬉しい。

Twitter(現 X、私はまだ更新していないので青い鳥と生きている)で書いたけどthe shes gone見つかっちゃうなー!とちょっと思ってる。

 

 

きらめくきもち、みんな聞こう。

きらめくきもち

きらめくきもち

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想いあい と 私

もう行かないでよね

耐えられないの

あなたが他の子と

話してるところとか 一緒にいるところも

(想いあい / the shes gone)※以下同曲より引用

 

この歌い出しに2019年の私はうわぁ!ってなって、そして今に至る。

初めて聞いた時からずっとずっと好きな曲。

好きな曲が好きなボーカルの声で歌われて、好きなバンドの特別な曲のひとつでって良いことしかない。

 

決して可愛いタイプでは無いくせに、可愛いタイプの女の子にしか許されないような重ための思考の持ち主の私なので、この歌詞に共感しかなかった。

 

そんな私は

些細な一言で 一日が変わるの

だし、

ポッケの電話 手放せなくなるよ

なわけで。私かよ、と思って聞いていた。

 

でも、この2019年に思い浮かべて聞いていた相手とは残念なことに縁を繋ぎ続けられなかった。

最後まで明確には自分のものにならなかったのに、冒頭の歌詞と全く同じ気持ちを持ち続けていた。まあ結構長いことそんな膠着状態だったんだけど。(具体的には4年くらい。)そのうちの3年、私はこの歌を聞き続けた。

 

この前ふと、この曲をライブで聞きながら思った。

「この曲と重ねる相手は今後出てくるのかな」って。

20歳と少し、って言えていた自分はもう30歳手前というのが似合うようになりかけていて、the shes goneのライブに行っても周りよりそこそこ年上なことが多くて。

落ち着いた恋愛をしてある程度で結婚しよ、と思っている私にとって、もうこの歌のような恋愛をしている時間はなさそうだなと、ボーカルを眺めながらぼんやりと思った。

それでもこの曲は好きだし、根本的にこういう思考の人間なので共感しまくる。

 

そんな私の話と、

そして 果てない夢を流し込んで

固めて思い出にしよう

あぁ、今日も月が綺麗だ

ここからの一連の歌詞が静かに悲しげにキラキラしてて本当に好きなんだということを叫びたくて書いてる。

美しかった輝いてた日々に果てない夢なんて流し込んで固めてしまったら、どうなる。思い出は思い出のままだからこそ美しいまま在り続ける、を地で行ってしまうじゃないか、っていつも思う。10年経っても、あのころの月を思い出しては綺麗だったなぁって鮮明に思い出しそう。

 

この曲、前奏も後奏もないんだけど、それもいい。特に

心当たり どこの当たり 強い当たり

してたのは 私だ

でそのままパッと終わるところがいい。

してたのは で楽器の音が無くなるのもいい。

ここまで色々考えて、頭の中ぐちゃぐちゃにしてきたのに、ここでストン、と落とされる。

こういう瞬間ってあるよな、って思う。

ほんとにもう、どうにもならないんだなぁって。ただそれだけ。

でも多分、明日になったらまた、色々考えるんだろうなって気もする。

 

想いあい

想いあい

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  • ¥204